1667〜70年
49〜53歳頃

放蕩息子の帰還

画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ →
The Return of the Prodigal Son / ワシントン・ナショナル・ギャラリー
帰ってきた息子を、父が身をかがめて迎えています。二人の抱擁の周りでは、新しい服や指輪、祝いの食事の準備まで、すでに動き出しています。

何が描かれているか

家を離れて財産を使い果たした息子が、父のもとへ帰ってきます。父は責めるより先に、身をかがめて迎えています。聖書の「放蕩息子」のたとえを、ひざまずく体と、それを抱く手の近さで見せています。

作品の見どころ

周りの人々は、新しい衣服や指輪を持ち、子牛も連れてきています。帰還を喜ぶ気持ちが、抱擁だけでなく、迎えるための具体的な支度になっています。足元で跳ねる小さな犬を見つけると、人々の厳かな身振りにも違った温度が加わります。

制作背景

1667〜70年に、セビーリャのカリダー施療院の教会のために描いた作品です。現在はワシントン・ナショナル・ギャラリーが所蔵します。慈善を主題とする大きな仕事の中で、助けを求めて戻る人を迎える場面が選ばれました。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
目録番号
1948.12.1

出典・画像について

画像:Bartolomé Esteban Murillo《放蕩息子の帰還》/放蕩息子の帰還 — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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