1660年頃
42〜43歳頃

善き羊飼い

画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ →
El Buen Pastor / プラド美術館(マドリード)
羊に手を添えた子どもが、こちらを見ています。身近な少年の姿で描かれていますが、この子は、人々を導く羊飼いとして表されたイエスです。

何が描かれているか

幼いイエスが、羊と一緒に石の上へ座っています。長い杖を持ち、羊の背にはそっと手を置いています。キリストを羊飼い、人々をその羊にたとえる「善き羊飼い」という主題を、子どもの姿で表しています。

作品の見どころ

子どもと羊は、どちらも見る人の方へ顔を向けています。崩れた建築の石は硬く、羊の毛や肌は柔らかく描かれています。足元から奥の風景へ目を動かすと、小さな人物を描く絵にも、広い世界が用意されていることに気づきます。

制作背景

プラド美術館所蔵の1660年頃の作品です。残る素描そびょうや赤外線調査からは、ムリーリョが構図こうずを考え、制作中にも調整していたことが分かります。自然に座っているような姿も、一度で決まったわけではありません。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
プラド美術館(マドリード)

出典・画像について

画像:Bartolomé Esteban Murillo《善き羊飼い》/善き羊飼い — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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