1675〜80年頃
57〜63歳頃

窓台に寄りかかる少年

画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ →
A Peasant Boy leaning on a Sill / ロンドン・ナショナル・ギャラリー
少年が窓台へ両腕を置き、歯を見せて笑っています。この顔を誰か一人の肖像として見る前に、どこへ向けた笑顔なのかを考えたくなります。

何が描かれているか

少年は窓台に両腕を置き、顔を少し横へ向けて笑っています。白いシャツは傷んでいますが、口元や目はよく動いて見えます。肩から下を窓台で隠すことで、顔の表情がぐっと近づいています。

作品の見どころ

両腕と窓台の横の線が、少年の顔を受け止めています。暗い背景には細かな説明がなく、視線は笑顔へ戻ってきます。服の傷みと表情の明るさは、片方だけを取り出さず、一緒に見たいところです。

制作背景

1675〜80年頃の作で、もとは顔の布を上げる少女の絵と対をなしていました。笑みがこちらだけに向けられているとは限りません。今は離れた相手の絵を想像すると、閉じた窓のように見える一枚にも、人とのやり取りが戻ってきます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
目録番号
NG74

出典・画像について

画像:Bartolomé Esteban Murillo《窓台に寄りかかる少年》/窓台に寄りかかる少年 — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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