1675〜82年頃
57〜65歳頃

天上と地上の三位一体

画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ →
The Heavenly and Earthly Trinities / ロンドン・ナショナル・ギャラリー
真ん中の幼子おさなごから、左右へ、そして上へ。家族の手のつながりをたどると、地上の家族と天上の信仰が、同じ子どもを中心に重なります。

何が描かれているか

中央の幼いイエスを、マリアとヨセフが左右から囲んでいます。その上には、聖霊せいれいを表す鳩はとと、父なる神が描かれています。左右には地上の三人、縦には天上の三位一体という、二つのまとまりができています。

作品の見どころ

まず家族の手をたどり、それから幼子の頭上へ目を動かしてみてください。親と子の近さを描きながら、同じ子どもが神の子でもあることを、一枚の配置で見せています。難しい信仰の考えが、手をつなぐ姿から読めるようになっています。

制作背景

1675〜82年頃の晩年作です。聖書にある特定の一場面を、そのまま描いた絵ではありません。《小鳥のいる聖家族》の家庭の親しさから、大きな信仰の構図こうずへ。ムリーリョが生涯にわたって描いた家族の主題を、別の形で見せる一枚です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
目録番号
NG13

出典・画像について

画像:Bartolomé Esteban Murillo《天上と地上の三位一体》/天上と地上の三位一体 — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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