1660〜65年
42〜48歳頃

ロス・ベネラブレスの無原罪むげんざいの御宿り

画家 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ →
La Inmaculada Concepción de los Venerables / プラド美術館(マドリード)
白い衣と青い布が、雲の上で大きく揺れています。マリアを支える小さな天使たちまで目で追うと、絵全体が上へ動いているようです。

何が描かれているか

聖母マリアが胸に手を重ね、上を見上げています。足元には小さな天使たちが集まり、雲と光が体を包んでいます。「無原罪の御宿り」は、マリア自身が原罪を免れて宿ったという信仰を表す主題です。

作品の見どころ

白い衣は下へ長く伸び、青い布は横へ大きくふくらみます。周りの天使たちも、同じ高さに整列せず、雲の中で向きや姿勢を変えています。体の輪郭りんかくと布の動きを追うと、マリアが重さから解かれたように感じられます。

制作背景

現在はプラド美術館が所蔵し、ここでは1660〜65年とする研究に沿って紹介しています。同館の《エル・エスコリアルの無原罪の御宿り》と比べると、同じ白と青、同じ祈りの姿でも、天使の数や布の広がりで印象が変わることが分かります。

作品情報

所蔵
プラド美術館(マドリード)
目録番号
P002809

出典・画像について

画像:Bartolomé Esteban Murillo《ロス・ベネラブレスの無原罪の御宿り》/ロス・ベネラブレスの無原罪の御宿り — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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