1530年代頃(年代に異説)
30歳頃(概算)

女性の肖像、通称《アンテア》

画家 パルミジャニーノ →
Portrait of a Young Woman, called Antea / カポディモンテ美術館、ナポリ
顔は小さく、肩と袖そでは大きい。すぐそこに立っていそうなのに、身体の釣り合いには、気づくと不思議なところがあります。

何が描かれているか

金色の衣と白い前掛けをつけた女性が、正面に立っています。肩には動物の頭を残した毛皮、片手には手袋。もう一方の細い指は、胸元の鎖へ差し入れられています。

作品の見どころ

毛皮の側の大きく張った肩と、小さな顔を見比べてください。左右の手も、片方は手袋に包まれ、片方は肌を見せています。豪華な品を描き込む精密さと、身体の形を思い切って変える工夫が、同じ肖像の中にあります。

制作背景

描かれた人は分かっていません。通称から、特定の娼婦や画家の恋人だと決めることはできません。制作年にも幅があり、フリックの2008年展は1531〜1534年頃、ルーヴルの2023年展の見出しは1535年頃としています。ここでは1530年代頃として紹介しています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
カポディモンテ美術館、ナポリ

出典・画像について

画像:Parmigianino《女性の肖像、通称《アンテア》》/女性の肖像、通称《アンテア》 — Parmigianino / Shonagon / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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