女性の肖像、通称《アンテア》
画家 パルミジャニーノ →Portrait of a Young Woman, called Antea / カポディモンテ美術館、ナポリ
顔は小さく、肩と袖は大きい。すぐそこに立っていそうなのに、身体の釣り合いには、気づくと不思議なところがあります。
何が描かれているか
金色の衣と白い前掛けをつけた女性が、正面に立っています。肩には動物の頭を残した毛皮、片手には手袋。もう一方の細い指は、胸元の鎖へ差し入れられています。
作品の見どころ
毛皮の側の大きく張った肩と、小さな顔を見比べてください。左右の手も、片方は手袋に包まれ、片方は肌を見せています。豪華な品を描き込む精密さと、身体の形を思い切って変える工夫が、同じ肖像の中にあります。
制作背景
描かれた人は分かっていません。通称から、特定の娼婦や画家の恋人だと決めることはできません。制作年にも幅があり、フリックの2008年展は1531〜1534年頃、ルーヴルの2023年展の見出しは1535年頃としています。ここでは1530年代頃として紹介しています。
出典・画像について
画像:Parmigianino《女性の肖像、通称《アンテア》》/女性の肖像、通称《アンテア》 — Parmigianino / Shonagon / Public Domain Mark 1.0
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