聖カタリナの神秘の結婚
画家 パルミジャニーノ →The Mystic Marriage of Saint Catherine / ナショナル・ギャラリー、ロンドン
いちばん小さな指輪が、絵のほぼ真ん中にあります。長い指と曲がる身体が、その一点へゆっくり集まっていきます。
何が描かれているか
幼子キリストが聖カタリナの手に指輪をはめ、精神的な結婚を表しています。右下には聖人のしるしの車輪。左下に大きく見える年老いた男性は、所蔵館ではおそらくヨセフとされています。
作品の見どころ
指輪の周囲を、母の腕、子の身体、カタリナの手が囲んでいます。近いところに人が集まる一方、奥には戸口や窓、その向こうの小さな人影もあります。どの人か分からない奥の二人まで、物語上の人物に無理に当てはめる必要はありません。
制作背景
1527〜1531年頃、おそらくボローニャ滞在期の作です。初期の《バルディの祭壇画》と同じ主題ですが、こちらは縦約74センチ。大勢の聖人が立つ空間から、指輪を受け取る一瞬へと近づいた、私的な祈りにも向く大きさの絵です。
出典・画像について
画像:Parmigianino《聖カタリナの神秘の結婚》/聖カタリナの神秘の結婚 — Parmigianino / Parmigianino / Public Domain Mark 1.0
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