1534〜1539年
34歳頃(概算)

弓を削るアモル

画家 パルミジャニーノ →
Bogenschnitzender Amor / ウィーン美術史美術館
こちらを振り返る顔の下で、手は弓を削り続けています。愛の神を、武器を作る作業の途中に置いた神話画です。

何が描かれているか

翼のあるアモルが背を向けて立ち、弓を削りながら顔だけをこちらへ向けています。足元には薄い本が積まれ、脚の間の奥には二人の子どもの顔が見えます。大きな一人の身体に、小さな人々が隠れるように置かれています。

作品の見どころ

頬から肩、背中、曲がる脚へと輪郭りんかくを追うと、彫刻の周囲を歩くような感覚があります。所蔵館も、絵で表した彫刻のような姿と説明しています。顔はこちらを向き、身体は向こうを向く、そのねじれが一度に両側を見せています。

制作背景

1534〜1539年のシナノキ材の作品です。館は、古代の愛の神々や、天上の愛と地上の愛に関わる解釈を示していますが、子どもたちを単純な善悪の印にはしていません。同じ構図こうずの後世の模作と区別し、画家自身の作品を掲載しています。

作品情報

材質・技法
板絵・シナノキ材
所蔵
ウィーン美術史美術館
目録番号
GG 275

出典・画像について

画像:Parmigianino《弓を削るアモル》/弓を削るアモル — Parmigianino / Parmigianino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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