キリストの埋葬(左向き)
画家 パルミジャニーノ →Entombment Facing Left / メトロポリタン美術館、ニューヨーク
滑らかな肌や金色の布がなくても、この画家の長い身体は分かります。版画では、細い線の集まりが人々を支えています。
何が描かれているか
亡くなったキリストの身体を、人々が囲む埋葬の場面です。横へ伸びた脚と、身体を支える人、そばで悲しむ人たちが重なっています。掲載しているのは、メトロポリタン美術館所蔵の《左向きの埋葬》です。
作品の見どころ
明るい身体の輪郭と、そのまわりの細かな線を比べてみてください。短い線を重ねる場所と、紙を明るく残す場所で、衣の陰や肌の丸みが変わります。油彩の色の代わりに、線の向きと密度を読める作品です。
制作背景
1529〜1530年、エッチングにドライポイントを併用した作です。館はこの一枚を、版に手を加えた段階のうち「第1ステート」としています。同じ題名の左右が異なる版や別の刷りを混ぜず、絵画のほかに版画でも表現を探った画家として紹介しています。
作品情報
材質・技法
エッチング、ドライポイント(第1ステート)
出典・画像について
画像:Parmigianino《キリストの埋葬(左向き)》/キリストの埋葬(左向き) — Parmigianino / Parmigianino / CC0 1.0
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