ディアナとアクタイオンの間の装飾
画家 パルミジャニーノ →Stufetta di Diana e Atteone, Rocca Sanvitale / ロッカ・サンヴィターレ、フォンタネッラート
部屋の天井が、木陰の向こうの空になっています。そのいちばん奥には、こちらの世界を映す小さな鏡が置かれています。
何が描かれているか
領主サンヴィターレ家の城の一室を飾る壁画です。掲載画像は天井の全景で、青い空、葉の茂み、翼のある子どもたち、楕円の飾り枠が周囲へ連なります。中央には丸い鏡がはめ込まれています。
作品の見どころ
装飾全体の主題は、オウィディウスの『変身物語』にあるディアナとアクタイオンです。女神の水浴を目にした狩人が鹿に変えられる物語を、人が実際に過ごす小部屋へ移しています。空を見上げるつもりが鏡に出会う仕掛けも、部屋で見ることを意識させます。
制作背景
1523〜1524年頃の初期の仕事です。2024年の調査展は、絵具や制作方法を改めて調べています。この装飾を注文主の亡児の追悼とする説もありますが、解説は文書史料から疑問を示しています。美しい部屋の意味を、一つの悲話だけで決めないことも大切です。
出典・画像について
画像:Parmigianino《ディアナとアクタイオンの間の装飾》/ディアナとアクタイオンの間の装飾 — Parmigianino / Parmigianino / Public Domain Mark 1.0
天井全景の掲載。室内四壁全部は含みません。 取得した画像の全範囲を保持し、追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲を保持します。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。