サンタ・マルゲリータの聖母
画家 パルミジャニーノ →Madonna di Santa Margherita / ボローニャ国立絵画館
幼子と聖女の顔が、もう少しで触れそうです。大きな祭壇画の中にも、口づけの直前のような小さな距離が残されています。
何が描かれているか
聖母の膝にいる幼子キリストへ、聖マルガリタが身を寄せています。周囲にはほかの聖人たちも集まり、右奥には羽根と甲冑のある姿が見えます。黄色い衣の大きな流れが、手前の聖女を目立たせています。
作品の見どころ
二人の顔の間の、ごく狭い隙間に目を留めてみてください。聖人を遠くから見上げるだけでなく、手や頬の近さを通して、親しい関係を感じられるように描いています。衣のゆったりした折れ目が、その小さな動作を包んでいます。
制作背景
1529年、ボローニャのサンタ・マルゲリータ修道院のために描かれました。国立絵画館は、幼子と聖女の口づけに先立つ瞬間を、この作品の重要な工夫として説明しています。女性修道院という行き先を知ると、祈る人に近づく聖人の姿も考えやすくなります。
出典・画像について
画像:Parmigianino《サンタ・マルゲリータの聖母》/サンタ・マルゲリータの聖母 — Parmigianino / Sailko / CC BY-SA 4.0
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