1529〜1530年
27歳頃(概算)

薔薇の聖母

画家 パルミジャニーノ →
Die Madonna mit der Rose / アルテ・マイスター絵画館、ドレスデン
薔薇を持つ子どもは、キリストでしょうか、愛の神でしょうか。所蔵館も、この絵に二つの世界が近づく面白さを見ています。

何が描かれているか

薄い衣をまとった女性の膝に、子どもが長く身体を横たえています。子は小さな薔薇を持ち、もう一方の腕を球に添えています。母の長い指と子どもの腕が、すぐ近くで重なっています。

作品の見どころ

薔薇と球は、ただの飾りとして置かれているわけではありません。ドレスデンの美術館は、愛を表す薔薇と、その広がりを思わせる球から、聖母子せいぼしとヴィーナス・アモルという二つの読みを示しています。一つに決めにくいところも、この絵の特徴です。

制作背景

1529〜1530年のポプラ材の板絵です。宗教画と神話画をきっぱり分ける前に、母子の仕草と品々の意味を見比べてみると、当時の人が楽しんだ読みの重なりへ近づけます。女性や子どもを実在の特定人物とする根拠は置いていません。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・ポプラ材
所蔵
アルテ・マイスター絵画館、ドレスデン
目録番号
Gal.-Nr. 161

出典・画像について

出典:ドレスデン国立美術館:薔薇の聖母(2026-10-20 確認)
画像:Parmigianino《薔薇の聖母》/薔薇の聖母 — Parmigianino / Parmigianino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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