1531〜1539年(壁画制作1535〜1539年)
34歳頃(概算)

賢い乙女と愚かな乙女(ステッカータのアーチ装飾)

画家 パルミジャニーノ →
Tre vergini sagge e tre vergini stolte, decorazione del sottarco / サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ聖堂、パルマ
絵の中の女性は、建物を支える像のようにも見えます。長い身体と金の装飾が、実際のアーチへぴたりと組み込まれています。

何が描かれているか

聖堂の祭壇前にあるアーチの装飾です。金色の花飾りを並べた両端に、三人ずつの乙女が立ちます。主題は、灯とも火の油を備えた者と備えなかった者を語る、聖書の「賢い乙女と愚かな乙女」のたとえです。

作品の見どころ

乙女たちの頭の壺つぼと、手から下がる灯火へ目を向けてみてください。身体は曲面に合わせて伸び、両側の灰色の人物は彫像のように見えます。絵だけを切り出さず、金の花や格子模様まで一緒に見ると、教会の一部としての働きが伝わります。

制作背景

注文は1531年、壁画の実制作は主に1535〜1539年です。延期や契約をめぐる争いが続き、より大きな装飾計画は完成しませんでした。原因を錬金術への没頭だけで説明するのは避け、支給材や足場の遅れを訴えた遺族の文書も残る、複雑な仕事として扱っています。

作品情報

材質・技法
フレスコ、金箔を含む装飾
所蔵
サンタ・マリア・デッラ・ステッカータ聖堂、パルマ
目録番号
ICCD 0800001901

出典・画像について

画像:Parmigianino《賢い乙女と愚かな乙女(ステッカータのアーチ装飾)》/賢い乙女と愚かな乙女(ステッカータのアーチ装飾) — Parmigianino / Parmigianino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
両側の乙女とアーチ装飾全体を一作品として掲載。欠損の補填も残します。 取得した画像の全範囲を保持し、追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲を保持します。
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