アレッサンドロ・デ・メディチの肖像
画家 ポントルモ →Portrait of Alessandro de’ Medici / フィラデルフィア美術館
フィレンツェの支配者が、鎧でも王笏でもなく、描きかけの紙を手にしています。肖像画の中で、彼自身もまた肖像を描いています。
何が描かれているか
フィレンツェ公アレッサンドロ・デ・メディチが、黒い服で机に向かっています。片手には紙、もう一方には描くための道具があります。所蔵館は、女性の横顔を金属尖筆で描く姿と説明しています。
作品の見どころ
服の黒と背景の茶色が近いため、まず顔と二つの手が浮かびます。権力者を示す大きな持ち物よりも、紙に向かう指先が気になります。描かれる人が同時に描く人でもあることが、この肖像に私的な距離感を生んでいます。
制作背景
現在の所蔵館は1535年12月以前の制作としています。描いている女性の身元や絵の意味は、単純に決めることができません。死後のコジモの肖像と見比べると、同じメディチ家でも、人を記憶に残す方法が一つではなかったと分かります。
作品情報
目録番号
John G. Johnson Collection, 1917
出典・画像について
画像:Jacopo da Pontormo《アレッサンドロ・デ・メディチの肖像》/アレッサンドロ・デ・メディチの肖像 — Jacopo da Pontormo / Pontormo / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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