コジモ・イル・ヴェッキオの肖像
画家 ポントルモ →Portrait of Cosimo the Elder / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
描かれた時には、モデルはすでに亡くなっていました。横顔のそばの木は、一族がどんな記憶を残したかったかを語っています。
何が描かれているか
メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオを描く、死後の肖像です。赤い衣と帽子が暗い背景から浮かび、横顔は左へ向いています。ポントルモが本人を前にして描いた姿ではありません。
作品の見どころ
左の月桂樹には、折れた枝と新しい芽が組み合わされています。ウフィツィはこれを、一族の再生を示す仕掛けとして説明しています。椅子の文字やリボンまで眺めると、一人の顔だけでなく、家の歴史を伝えるための肖像だと分かります。
制作背景
現在の所蔵館記録は1519〜1520年としています。メディチ家にとって過去の名望を可視化する画像でした。後の《アレッサンドロ・デ・メディチの肖像》と並べると、同じ一族でも、公に残す横顔と私的な作業の姿という違いを見比べられます。
出典・画像について
画像:Jacopo da Pontormo《コジモ・イル・ヴェッキオの肖像》/コジモ・イル・ヴェッキオの肖像 — Jacopo da Pontormo / Pontormo / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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