1519〜1520年
26歳頃(概算)

コジモ・イル・ヴェッキオの肖像

画家 ポントルモ →
Portrait of Cosimo the Elder / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
描かれた時には、モデルはすでに亡くなっていました。横顔のそばの木は、一族がどんな記憶を残したかったかを語っています。

何が描かれているか

メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオを描く、死後の肖像です。赤い衣と帽子が暗い背景から浮かび、横顔は左へ向いています。ポントルモが本人を前にして描いた姿ではありません。

作品の見どころ

左の月桂樹には、折れた枝と新しい芽が組み合わされています。ウフィツィはこれを、一族の再生を示す仕掛けとして説明しています。椅子の文字やリボンまで眺めると、一人の顔だけでなく、家の歴史を伝えるための肖像だと分かります。

制作背景

現在の所蔵館記録は1519〜1520年としています。メディチ家にとって過去の名望を可視化する画像でした。後の《アレッサンドロ・デ・メディチの肖像》と並べると、同じ一族でも、公に残す横顔と私的な作業の姿という違いを見比べられます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ウフィツィ美術館、フィレンツェ
目録番号
1890 n.3574

出典・画像について

画像:Jacopo da Pontormo《コジモ・イル・ヴェッキオの肖像》/コジモ・イル・ヴェッキオの肖像 — Jacopo da Pontormo / Pontormo / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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