モンシニョール・デッラ・カーサとされる人物の肖像
画家 ポントルモ →Monsignor della Casa / ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントン
大きな青いマントに、小さな顔と細長い手。落ち着いた肖像の中にも、身体の釣り合いを変えるポントルモらしさがあります。
何が描かれているか
ひげを蓄えた男性が、青いマントをまとって立っています。一方の手は家具へ伸び、もう一方は胸元の本を押さえています。顔を正面近くに向けながら、肩と腕は異なる方向へ開いています。
作品の見どころ
顔の大きさを確かめてから、胸を覆う青い布と、その前の長い指を見比べてみてください。顔だけに視線を集めるより、布の広がりと手の繊細さが人物の印象を作っています。宗教画で身体を大きく動かした画家が、肖像でも比率を静かに変えています。
制作背景
現在の所蔵館は、おそらく1541〜1544年の作とし、聖職者で文筆家のジョヴァンニ・デッラ・カーサと考えています。一方、2014年の展覧会では別の人物名が疑問符付きで挙げられました。名札が確定しなくても、本や衣装、手の描写から人物を読む余地は残っています。
作品情報
所蔵
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントン
出典・画像について
画像:Jacopo da Pontormo《モンシニョール・デッラ・カーサとされる人物の肖像》/モンシニョール・デッラ・カーサとされる人物の肖像 — Jacopo da Pontormo / Pontormo / CC0 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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