十字架降下(カッポーニ礼拝堂)
画家 ポントルモ →Deposizione / サンタ・フェリチタ聖堂、フィレンツェ
「十字架降下」という名なのに、十字架は見当たりません。まず目に入るのは、重い身体を支える人々と、驚くほど明るい衣の色です。
何が描かれているか
キリストの遺体を若者たちが抱え、その後ろに聖母や女性たちが集まっています。十字架も墓も描かれず、どこからどこへ運ぶ瞬間なのかを、周囲の風景で説明する絵ではありません。人々の身体と手だけが、出来事の中心に残ります。
作品の見どころ
下の若者は深く膝を折り、もう一人はキリストの上半身を支えています。重さを感じさせる姿勢なのに、淡い桃色や水色の衣はふわりと軽く見えます。顔から手へ、手から布へと目を移すと、支える動きが幾重にもつながっています。
制作背景
ロドヴィーコ・カッポーニの礼拝堂装飾のために制作されました。修復者の公開記録では、支持体は六枚のポプラ材で、絵具の結合材から卵が確認されています。代表作を卵テンペラで描いたという具体的な技法も、この明るい色を考える手がかりになります。
出典・画像について
画像:Jacopo da Pontormo《十字架降下(カッポーニ礼拝堂)》/十字架降下(カッポーニ礼拝堂) — Jacopo da Pontormo / Pontormo / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景だけを輪郭に沿って透過しています。原画像の画素・色・全場面・修復の補填は保持しています。
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