1633~1634年
30代後半頃

黄金の子牛の礼拝

画家 ニコラ・プッサン →
The Adoration of the Golden Calf / ロンドン・ナショナル・ギャラリー
黄金の子牛を囲む踊りと、戻ったモーセの怒りを同時に描く。

何が描かれているか

モーセがシナイ山で十戒を受け取る間、イスラエルの民は黄金の子牛を造り、これを拝んだ。絵では像が右側の祭壇に立ち、人々がその周りで踊る。左奥には山から戻ったモーセとヨシュアが小さく見え、モーセは怒って石板を壊そうとする。華やかな踊りと戒めを破った出来事が同じ画面に入っている。

作品の見どころ

手前の人々が指差す方向と、輪になった踊りの動きを追ってみたい。目は金色の像へ向かい、そこから左奥のモーセへ戻る。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、筋肉のある身体や衣、列のように並ぶ踊り手に古代美術の影響を指摘する。鮮やかな色が祭りの楽しさを伝えるほど、背後で起きる怒りとの違いが強くなる。

制作背景

同館は1633~1634年の作品とする。《紅海横断》と対になる絵として制作され、二点は長く一緒に伝わった。絵に描かれた出来事は旧約聖書「出エジプト記」第三十二章に基づく。所蔵館が配布する画像には非商用条件があるため、このサイトでは別途Commonsで公開条件を確かめた複製ふくせい画像を使用する。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
所蔵
ロンドン・ナショナル・ギャラリー(NG5597)

出典・画像について

画像:Nicolas Poussin《黄金の子牛の礼拝》/Sailko / Pixel8tor(派生画像), CC BY 3.0
画像の出典 / CC BY 3.0(画像情報:2026-09-25 確認)
撮影者Sailkoと派生版作成者Pixel8torを表示。元画像を作品全景のまま縮小。
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