森で木を切る人、中央で道具を作る人、右で牛を引く人が、一つの横長の画面に並ぶ。
何が描かれているか
森で木を切る人、中央で道具を作る人、右で牛を引く人が、一つの横長の画面に並ぶ。特定の一日を写したというより、人の暮らしを支えるさまざまな仕事をまとめた構成だ。下部にはフランス語で「労働」を意味する文字が入る。人物たちは古代を思わせる簡素な姿で描かれ、現代の工場や街は登場しない。働くことを寓意として見せる作品である。
作品の見どころ
まず左から右へ、木、火、動物の順に目を動かしてみよう。働く姿が場面ごとに変わっても、地平線と淡い空が画面全体をつないでいる。周囲の濃い青の飾りと道具の模様も作品の一部であり、額縁の写り込みではない。多くの人物がいるのに激しい動きは少なく、穏やかな色が作業を静かな情景に変える。大きな画面に合わせた配置がよく分かる。
制作背景
ワシントン・ナショナル・ギャラリーは1863年頃の油彩画として所蔵する。同館の記録では、画面下部に「LE TRAVAIL」の銘がある。ピュヴィは《戦争》《平和》に続いて労働と休息を題材にし、アミアンの美術館装飾にも取り組んだ。この一枚を見ると、職業を細かく説明するより、複数の営みを大きなリズムにまとめる壁画家の考え方が見えてくる。
出典・画像について
画像:Pierre Puvis de Chavannes《労働》/Courtesy National Gallery of Art, Washington / CC0
NGAの作品ページで画像をパブリックドメインと表示。NGAの利用条件でOpen Access画像のCC0公開を確認。
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