1445~1450年頃
40代後半頃

ブラデランの祭壇画さいだんが

画家 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン →
Middelburg Altarpiece (Bladelin Altarpiece) / ベルリン絵画館
キリスト降誕を中心に、両翼に誕生を告げる幻視を配する。

何が描かれているか

中央では幼子おさなごキリストの誕生を聖母とヨセフが見守り、赤い衣の男性が近くで祈る。左翼には古代ローマの皇帝アウグストゥスが聖母の幻を示される場面、右翼には幼子の姿をした星が東方の博士に現れる場面を描く。三つの場所は別でも、いずれもキリストの誕生を告げる物語としてつながっている。

作品の見どころ

中央の小屋の奥には町が描かれ、祈る男性と聖書の人々が同じ場にいるように見える。左右の翼では、遠い時代の皇帝と東方の博士たちが、それぞれ誕生の知らせを受ける。中央の幼子から左右へ視線を移すと、出来事が離れた地域と時代へ広がっていく。三枚を分ける額の線も物語を区切り、細部を順番に読む助けになる。

制作背景

ベルリン絵画館は制作を1445~1450年頃、作者をロヒールと記す。「ブラデラン」の名は、依頼者だった可能性があるピーテル・ブラデランに由来するが、確定した注文記録としては扱わない。中央の町も実際のミデルブルフの写生ではなく、同館は想像上のベツレヘムと説明する。作品名から依頼主や町の実景をそのまま断定しない。

作品情報

材質・技法
オーク板に彩色
所蔵
ベルリン絵画館(535)
作者表記
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン

出典・画像について

出典:ベルリン絵画館 作品記録(2026-09-25 確認)
画像:Rogier van der Weyden《ブラデランの祭壇画》/Wikimedia Commons / Public Domain Mark
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-25 確認)
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