何が描かれているか
開いた祭壇画の上部には、人々を裁くキリストが座る。下では大天使ミカエルが魂を量り、墓から起きた人々が左右へ分かれる。片側は天国への道、もう片側は地獄への道である。いくつもの板を組み合わせた大きな画面なので、中央のキリストから下へ、さらに左右へと視線を動かすと物語の順序がつかめる。
作品の見どころ
中央の高い板と、左右へ伸びる低い板の形が特徴的だ。キリストは画面の頂点に置かれ、下の小さな人々との距離が裁きの厳しさを示す。ミカエルの秤を見た後、人々の身振りを左右で比べると、救いと恐れが対照的に描かれていると分かる。複数の板の境を残したまま見ると、元の祭壇画の大きさも感じられる。
制作背景
ボーヌのオテル・デューは、ロラン夫妻が病院の礼拝堂のために依頼したと説明する。制作時期は1443~1451年で、注文の文書自体は見つかっていない。かつては閉じた面に寄進者と受胎告知を見せ、宗教行事の際に開いて最後の審判を示した。病人のいた場所に置かれていたことは、この主題が生と死に近い場で見られた背景を教えてくれる。
アフィリエイトリンク|このリンクから購入されると、運営者に報酬が入ることがあります。
この画家について本で読む
ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン 情動と優美のフランドル画家
岡部 紘三 著 / 勁草書房
ロヒールの生涯、作品の帰属、工房との関係を詳しくたどる研究書です。専門的な内容まで読みたい方に向いています。
楽天ブックスで見る →