1443~1451年
40代頃

最後の審判

画家 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン →
Last Judgment Polyptych / ボーヌのオテル・デュー
天使が魂を量り、人々が天国と地獄へ分かれる。

何が描かれているか

開いた祭壇画さいだんがの上部には、人々を裁くキリストが座る。下では大天使だいてんしミカエルが魂を量り、墓から起きた人々が左右へ分かれる。片側は天国への道、もう片側は地獄への道である。いくつもの板を組み合わせた大きな画面なので、中央のキリストから下へ、さらに左右へと視線を動かすと物語の順序がつかめる。

作品の見どころ

中央の高い板と、左右へ伸びる低い板の形が特徴的だ。キリストは画面の頂点に置かれ、下の小さな人々との距離が裁きの厳しさを示す。ミカエルの秤を見た後、人々の身振りを左右で比べると、救いと恐れが対照的に描かれていると分かる。複数の板の境を残したまま見ると、元の祭壇画の大きさも感じられる。

制作背景

ボーヌのオテル・デューは、ロラン夫妻が病院の礼拝堂のために依頼したと説明する。制作時期は1443~1451年で、注文の文書自体は見つかっていない。かつては閉じた面に寄進者と受胎告知じゅたいこくちを見せ、宗教行事の際に開いて最後の審判を示した。病人のいた場所に置かれていたことは、この主題が生と死に近い場で見られた背景を教えてくれる。

作品情報

材質・技法
オーク板に油彩ゆさい
所蔵
ボーヌのオテル・デュー
依頼主
ニコラ・ロラン夫妻

出典・画像について

画像:Rogier van der Weyden《最後の審判》/Wikimedia Commons / Public Domain Mark
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-25 確認)
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この画家について本で読む

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