1675年頃
47歳頃

公園の邸宅

画家 ヤーコプ・ファン・ロイスダール →
Country House in a Park / ワシントン・ナショナル・ギャラリー
広い庭の奥に大きな邸宅があり、手前には二つの噴水が置かれる。

何が描かれているか

広い庭の奥に大きな邸宅があり、手前には二つの噴水が置かれる。人々は木の間を歩き、水辺で立ち止まる。森や砂丘を描いた作品と違い、この風景では人が作った庭と自然の木々が一緒に見せられる。遠くの建物へ向かう道をたどると、庭の広さと人物の小ささが分かる。

作品の見どころ

左の噴水は高く、右の噴水は低く広がる。木々の形もそろっておらず、落ちた幹と立つ針葉樹が並ぶ。庭は整えられているのに、自然が完全に同じ形に揃えられたわけではない。晴れた青空には大きな雲が重なり、屋外の明るさに変化をつける。人物がどこで休み、どこへ歩くかを追うと、庭の空間が見えやすい。

制作背景

ナショナル・ギャラリーは1675年頃の油彩ゆさい画とする。同館は、描かれた邸宅が実在の建物か、画家が組み合わせた想像上の眺めか確定していないと説明する。17世紀後半、裕福なオランダの人々が郊外の邸宅を建てる動きも背景にある。実在の庭を正確に写した図として扱わず、当時の理想的な田園生活を表した可能性も踏まえて見たい。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩
所蔵
ワシントン・ナショナル・ギャラリー

出典・画像について

画像:Jacob van Ruisdael《公園の邸宅》/Wikimedia Commons / CC0
画像の出典 / CC0 / Open Access(画像情報:2026-09-26 確認)
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