漂白場のあるハールレム遠望
画家 ヤーコプ・ファン・ロイスダール →View of Haarlem from the Northwest, with the Bleaching Fields in the Foreground / アムステルダム国立美術館
高い砂丘からハールレムの町を見渡す。
何が描かれているか
高い砂丘からハールレムの町を見渡す。町は地平線近くに細く延び、手前の草地には白い布が並ぶ。これは洗った麻布を日光に当てて白くする漂白場である。空は画面の大部分を占め、雲の影が地面を移るように見える。最初に空を見ても、白い布をたどると町の仕事へ視線が戻る。
作品の見どころ
地平線が低いため、町の建物は雲と競うように高くは描かれない。その中で聖バーフ教会の屋根が目印になる。布の白さと雲の白さは離れた場所にありながら響き合い、土地の広がりをつなぐ。細かな人物よりも、町、仕事場、空気を一緒に見せるところがこの眺めの特徴だ。
制作背景
アムステルダム国立美術館は制作年を1650~1682年頃と広く記録する。特定の1670年代と断定せず、所蔵館の範囲に従った。同館によれば、当地の麻布産業には砂丘から得られるきれいな水が役立った。ロイスダールはハールレム周辺の漂白場を複数描いている。この画像は同館所蔵番号SK-A-351の作品で、ほかの所蔵館の同題作ではない。
出典・画像について
画像:Jacob van Ruisdael《漂白場のあるハールレム遠望》/Wikimedia Commons / Public Domain Mark
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