1668年頃
40歳頃

滝のある風景

画家 ヤーコプ・ファン・ロイスダール →
Landscape with Waterfall / アムステルダム国立美術館
幅の広い滝が画面の手前を横切り、白い水が岩にぶつかる。

何が描かれているか

幅の広い滝が画面の手前を横切り、白い水が岩にぶつかる。左右には曲がった木や傷んだ幹があり、遠くには村の教会の塔と風車が小さく見える。近くの水と木が大きく、遠い建物がわずかな形で示されるため、土地の奥行きがはっきりする。人も描かれているが、まず流れの勢いに目を奪われる。

作品の見どころ

水は中央の岩で分かれ、違う方向へ落ちる。手前の白い泡から奥の暗い水面へ視線を戻すと、ひとつの流れの変化が分かる。枯れた木と葉の茂る木も同じ場所にあり、自然の中で異なる時間が進むように見える。遠い教会の塔は、強い水と荒れた樹木の中に、人が暮らす土地が続くことを思い出させる。

制作背景

アムステルダム国立美術館は1668年頃の油彩ゆさい画、所蔵番号SK-C-210として登録する。同館は、ねじれた木、枯れた幹、渦うず巻く水と遠方の教会を作品の要素として挙げる。同じ頃の《ウェイク・バイ・ドゥールステーデの風車》では風と川の広がりを描くのに対し、こちらは滝へ近づき、水の音まで想像させる構図こうずだ。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩
所蔵
アムステルダム国立美術館

出典・画像について

画像:Jacob van Ruisdael《滝のある風景》/Wikimedia Commons / Public Domain Mark
RijksmuseumとCommonsはパブリックドメインと表示。所蔵館規程の適用範囲には留保がある。
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