食卓の上で言葉が波のように広がる。そのさらに上には、テラスからのぞく二人の姿があり、私たちとは別の場所から食事を眺めています。
何が描かれているか
中央のキリストを囲み、使徒たちが長い食卓につきます。キリストが裏切りを告げた瞬間を、それぞれ違う顔や手の動きで受け止めています。上の壁にはテラスが開き、二人の人物が身を乗り出しています。実際の修道院の食堂を飾る、大きな壁画です。
作品の見どころ
隣へ話しかける人、身体を寄せる人、こちら側へ大きく張り出す人。一列に並ぶ使徒たちの動きは、一人ずつ違います。その身ぶりを横につないでいるのが、長く広がる白いテーブルクロスです。上のテラスにいる二人は、食卓の緊張から少し離れた場所で、この場面を眺めています。
制作背景
この壁画はサン・サルヴィ修道院のために1511年に委嘱され、1526年に完成したと、管理する美術館は説明しています。上部の聖人像を含む装飾には、ほかの画家も関わりました。ここでは晩餐の場面に加え、その周囲の装飾も見られます。物語と、それが置かれた食堂との関係を考えられる、デル・サルトの代表作です。
作品情報
所蔵
アンドレア・デル・サルト最後の晩餐美術館、フィレンツェ
出典・画像について
画像:Andrea del Sarto《最後の晩餐(サン・サルヴィ)》/最後の晩餐(サン・サルヴィ) — Andrea del Sarto / Andrea del Sarto / Public Domain Mark 1.0
取得した画像の全範囲を保持。追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲です。上部の1511年の共同装飾と下部を含む、壁面全体の写真です。晩餐部分のみの拡大画像ではありません。 表示では作品・支持体・枠の外側の撮影背景だけを輪郭に沿って透過しています。原画像の画素と色、作品の全場面は保持しています。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。