1865年
25〜26歳頃

フォンテーヌブローの森のはずれ

画家 アルフレッド・シスレー →
Lisière de la forêt de Fontainebleau / プティ・パレ
茶色い岩と深い緑の木々から、初期のシスレーの風景づくりを見る。

何が描かれているか

岩の広がる地面の向こうに、深い緑の木々が帯のように並ぶ。空は高く、画面の中央付近には小さな人物が二人いる。近くの岩、木立、空という横の層が重なり、広い風景をまとめている。人物を大きく描かず、地面の凹凸や木々のまとまりを中心に見せる、初期の風景画だ。

作品の見どころ

後の明るい川景色と比べると、茶色、緑、黄土色の重さが目立つ。手前の岩は視線をいったん止め、奥の木々の間に見える明るい場所へと導く。葉を一枚ずつ数えるより、木立の大きな形と地面の明暗を比べてみたい。青い空が、暗い緑のかたまりを引き立てる関係も見えてくる。遠くに描かれた二人を探すと、木々の大きさもつかみやすい。

制作背景

1860年代初め、シスレーはフォンテーヌブローの森やバルビゾンで自然を前に制作した。所蔵館は、この絵の茶や緑を、先行する風景画家ルソーやクールベらの色づかいと結びつけている。後の印象派の作品だけでは見えにくい出発点を知る一作。現行の題名は所蔵館の記録に合わせた。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
寸法
129 × 208 cm
所蔵
プティ・パレ
目録番号
PPP693

出典・画像について

画像:Alfred Sisley《フォンテーヌブローの森のはずれ》/Paris Musées / Petit Palais — CC0 1.0
画像の出典 / CC0 / Commons個別ファイル(画像情報:2026-10-01 確認)
CC0 1.0。作品外の額縁・撮影余白のみ除去。紙の地色・文字・原作品の全景を保持。
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