1913年
50歳頃

カスティーリャ、パンの祭り

画家 ホアキン・ソローリャ →
Castilla. La fiesta del pan / ヒスパニック・ソサエティ・オブ・アメリカ(ニューヨーク)
人々と荷車が横に長く続く、巨大な壁画のような画面である。

何が描かれているか

人々と荷車が横に長く続く、巨大な壁画のような画面である。舞台はスペイン内陸のカスティーリャ地方。海辺の一瞬を切り取った絵と違い、ここでは地域の暮らしや祭りを大勢の人物で見せる。画面を一度に見渡すより、左から右へ移動してみたい。服装や持ち物、集まる人々の密度が少しずつ変わる。

作品の見どころ

極端に横長の構図こうずでは、中央の一人だけを主役にできない。手前の人物から奥の群衆まで、形や色が連なり、大きな流れを作る。明るい服と暗い服、日光の当たる場所と影を比べると、長い画面に区切りが生まれている。小さな表示では細部が見えにくいが、その横幅自体が、歩きながら眺めるための構成だと分かる。

制作背景

ヒスパニック・ソサエティの《スペインの光景》は、実業家アーチャー・ハンティントンの依頼を受けて制作された14点の大画面の連作れんさくである。本作は1913年の一枚で、ニューヨークの同館に所蔵される。画家は各地を旅して服装や風俗を調べ、1912年から1919年まで制作を続けた。1926年の展示設置は彼の死後だった。

作品情報

材質・技法
キャンバスに油彩ゆさい
所蔵
ヒスパニック・ソサエティ・オブ・アメリカ(ニューヨーク)
目録
A1815

出典・画像について

出典:所蔵館・美術館資料(2026-09-27 確認)
画像:Joaquín Sorolla《カスティーリャ、パンの祭り》/Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark / PD-Art(画像情報:2026-09-27 確認)
Wikimedia Commons。Public Domain Mark(忠実な二次元複製。法域による留保あり)
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この画家について本で読む

Joaquín Sorolla: Painter of Light
Micol Forti、Consuelo Luca de Tena 編 / Skira Editore
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