何が描かれているか
三人の少年が浅い水の中で腹ばいになっている。手前の少年は体を斜めに置き、奥へ行くほど姿勢が静かになる。水遊びの出来事を説明するより、日差しが肌と波に当たる様子を見せる絵だ。三人の体を順番に追うと、こちらの視線が手前から奥へ自然に移る。人物は似た姿勢でも、肌の色と光の受け方はそれぞれ違う。
作品の見どころ
濡れた身体の白、桃色、褐色に、青や紫の水が映る。体の下には影があり、すぐ横には水面の反射があるため、同じ輪郭が二重に見えるところもある。手前の砂は薄い茶色で、波が寄った場所だけ暗い。筆の動きが大きくても、水の流れと人物の重さが失われない。細部を数えるより、色の境を目でたどりたい。
制作背景
プラド美術館は1909年作、縦118センチ・横185センチの油彩画と記録する。同館によれば、画家は大きな画面を屋外のモデルを前に描き、子どもを海で描く連作の到達点とみなせる。1919年には画家自身が美術館へ寄贈した。署名年などをめぐる資料の違いがあるため、ここでは所蔵館の現行作品ページの年代に従う。
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この画家について本で読む
Joaquín Sorolla: Painter of Light
Micol Forti、Consuelo Luca de Tena 編 / Skira Editore
ソローリャの画業と光の表現を追う展覧会図録。英語の洋書です。
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