スペイン東岸のハベアで、画家の妻と娘たちが海に入っている。
何が描かれているか
スペイン東岸のハベアで、画家の妻と娘たちが海に入っている。人物は画面の中で小さく、目を奪うのは岩の間を渦巻く水と、その上で跳ねる光だ。手前の少女から奥の二人へ視線を移すと、家族の遊びと海の動きが一緒に描かれていると分かる。静かに座る肖像画とは異なり、ここでは誰もが水とともに動いている。
作品の見どころ
浅瀬は黄色や緑、岩の影は青や紫で描かれ、白い波がそれらを横切る。輪郭を整えた後に光を加えたのではなく、短い筆の動きが水の流れを作っている。人物の肌にも周囲の色が映り、身体だけが景色から切り離されない。絵の表面を追うと、日光が水を通って揺れる感覚が伝わる。
制作背景
メトロポリタン美術館は1905年作と記録し、描かれたのが妻と娘たちであると説明する。1909年にはニューヨークのヒスパニック・ソサエティの展覧会に出され、画家の海辺の絵がアメリカで注目を集めた。本作は現在メトロポリタン美術館に所蔵される。画面の見どころを人物だけに絞らず、光に洗われる水面にも向けたい。
出典・画像について
画像:Joaquín Sorolla《ハベアの海水浴》/Wikimedia Commons
Wikimedia Commons。Public Domain Mark(忠実な二次元複製。法域による留保あり)
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