何が描かれているか
緑の草地で白い服の人々が横たわっている。題名は《昼寝》。誰がどの人物かをすぐに決めなくても、体の向きと草の間にある白い形を追えば、休息の場面だと分かる。海辺の絵では水と光が動き続けたが、ここでは家族の静かな時間が主題になる。ただし筆の動きまで静かになったわけではない。
作品の見どころ
草は細い葉を一本ずつ描かず、黄緑、深緑、黒に近い色の大きな筆跡で作られている。白い衣服も輪郭がはっきりしない場所があり、周囲の光と混ざる。目を離すと人の姿がまとまり、近づくと色面に分かれる。その行き来によって、木陰の明るさと一瞬の休みを感じ取れる。未完成のように見える粗さも、この作品の魅力だ。
制作背景
ソローリャ美術館の展示資料は1911年作とし、サン・セバスティアン滞在中に描いた家族の余暇と説明する。同館は、素早く自由な筆づかいを作品の特徴に挙げる。肖像として人物を一人ずつ見せるのではなく、庭の光や草の色と一体にして表した。家族画でありながら、絵具そのものの動きにも目が向く。
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この画家について本で読む
Joaquín Sorolla: Painter of Light
Micol Forti、Consuelo Luca de Tena 編 / Skira Editore
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