1903年
40歳頃

午後の日差し

画家 ホアキン・ソローリャ →
Sol de la tarde / ヒスパニック・ソサエティ・オブ・アメリカ(ニューヨーク)
午後の海辺で、漁師と牛が船を岸へ運ぶ。

何が描かれているか

午後の海辺で、漁師と牛が船を岸へ運ぶ。大きな白い帆が上に広がり、水面と牛の体には日差しが反射する。1894年の《漁からの帰還》と似た労働の場面だが、こちらでは強い日光と色の動きがいっそう前に出る。帆の下から牛の足元へ視線を下ろすと、人と動物が浅瀬で働く様子が見える。

作品の見どころ

海は一様な青ではなく、白い泡、緑の水、茶色い影が重なっている。帆は空の光を受けながら、波や牛にも明るさを返す。人物の顔は細かく描き込まれず、身体の動きや筆の勢いが先に届く。ゆっくり眺めると、牛を押す人、帆を扱う人、船の近くに立つ人の役割が分かれている。大きな形と色で仕事のリズムを表した絵だ。

制作背景

ソローリャ美術館の資料は1903年にバレンシアの海辺で描かれたと記し、ヒスパニック・ソサエティの所蔵を示す。プラド美術館の回顧展は、画家の成熟した時期を示す重要作として紹介する。十年ほど前の船の絵と並べると、同じ題材を通して、光の捉え方と筆づかいが変わったことが分かる。

作品情報

材質・技法
キャンバスに油彩ゆさい
所蔵
ヒスパニック・ソサエティ・オブ・アメリカ(ニューヨーク)

出典・画像について

出典:所蔵館・美術館資料(2026-09-27 確認)
画像:Joaquín Sorolla《午後の日差し》/Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark / PD-Art(画像情報:2026-09-27 確認)
Wikimedia Commons。Public Domain Mark(忠実な二次元複製。法域による留保あり)
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この画家について本で読む

Joaquín Sorolla: Painter of Light
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