猫に踊りを教える子どもたち
画家 ヤン・ステーン →Children Teaching a Cat to Dance, Known as The Dancing Lesson / アムステルダム国立美術館
子どもは楽しそう。でも、踊らされる猫はどうだろう。
何が描かれているか
子どもたちが猫の前脚を持ち上げ、音楽に合わせて踊らせようとしています。口にくわえた楽器は、小型のショームです。オーボエの前身にあたり、踊りや儀式でも使われた、よく響く楽器でした。楽しげな遊びの中に、猫にとっては迷惑そうな出来事が起きています。
作品の見どころ
子どもの手と猫の脚、楽器を吹く口元を順番に見ると、音楽と動きを無理につなげようとするおかしさが分かります。大人の宴会を描く時と同じように、ステーンは一つの行動へ、周囲の人物の反応を重ねています。子どもを描く場合も、かわいらしさ一色にはしていません。
制作背景
所蔵館の現行記録は、制作年を1660〜79年という広い幅で示しています。特定の年に決めずに見る必要がある作品です。家庭の中の小さな騒ぎから、人は何を学び、何を真似するのかという、画家が繰り返し扱った問いにもつながります。
出典・画像について
画像:Jan Steen《猫に踊りを教える子どもたち》/猫に踊りを教える子どもたち — Jan Steen / Rijksmuseum / Public Domain Mark 1.0
全景の配布画像を比例縮小して使用。色補正や作品内容の切り取りはしていません。
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