1660〜79年
33〜54歳頃

猫に踊りを教える子どもたち

画家 ヤン・ステーン →
Children Teaching a Cat to Dance, Known as The Dancing Lesson / アムステルダム国立美術館
子どもは楽しそう。でも、踊らされる猫はどうだろう。

何が描かれているか

子どもたちが猫の前脚を持ち上げ、音楽に合わせて踊らせようとしています。口にくわえた楽器は、小型のショームです。オーボエの前身にあたり、踊りや儀式でも使われた、よく響く楽器でした。楽しげな遊びの中に、猫にとっては迷惑そうな出来事が起きています。

作品の見どころ

子どもの手と猫の脚、楽器を吹く口元を順番に見ると、音楽と動きを無理につなげようとするおかしさが分かります。大人の宴会を描く時と同じように、ステーンは一つの行動へ、周囲の人物の反応を重ねています。子どもを描く場合も、かわいらしさ一色にはしていません。

制作背景

所蔵館の現行記録は、制作年を1660〜79年という広い幅で示しています。特定の年に決めずに見る必要がある作品です。家庭の中の小さな騒ぎから、人は何を学び、何を真似するのかという、画家が繰り返し扱った問いにもつながります。

作品情報

材質・技法
板に油彩ゆさい
所蔵
アムステルダム国立美術館
目録番号
SK-A-718

出典・画像について

画像:Jan Steen《猫に踊りを教える子どもたち》/猫に踊りを教える子どもたち — Jan Steen / Rijksmuseum / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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