ふざける教室とは違う、真剣な授業。絵を教えることも絵になる。
何が描かれているか
画家が生徒の素描に手を入れ、そのすぐそばで若い二人が見ています。机や室内には、絵を学ぶための道具や作例が置かれています。大騒ぎする学校を描く作品とは対照的に、ここでは人々の関心が、一枚の素描へ集まっています。
作品の見どころ
窓から入る光が、顔や白い紙、室内の物を少しずつ浮かび上がらせています。何を教えているのかだけでなく、物をどう見て描くのかという授業も、絵全体を通じて見せているようです。少女は「絵画」を表す擬人像でもあるのかもしれない、とゲティ美術館は説明しています。
制作背景
館はこの作品を、絵画という仕事の尊さと、その技術を次の世代へ伝える大切さを表す絵として紹介しています。笑い話の名手だったステーンには、画家の営みを真面目に扱う面もありました。実際の自分の教室を写したと決めず、その幅の広さに目を向けたい一作です。
出典・画像について
画像:Jan Steen《素描の授業》/素描の授業 — Jan Steen / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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