1665〜68年
38〜43歳頃

聖ニコラウスの祝日

画家 ヤン・ステーン →
The Feast of St Nicholas / アムステルダム国立美術館
贈り物を抱える笑顔と、靴を見て泣く顔。同じ祝日にも明暗がある。

何が描かれているか

部屋の真ん中で、小さな女の子が人形と菓子の入った桶を抱えています。一方、左の男の子は泣いています。周囲の人は声をかけたり、子どもの反応を見たりしています。祝日の楽しさは一様ではなく、もらった物によって表情が大きく分かれています。

作品の見どころ

これは12月の聖ニコラウスの祝日です。良い子には贈り物が届き、悪い子の靴には小枝の束たばが入るという習慣が描かれています。喜ぶ女の子の顔から、泣く男の子、その後ろの大人へと目を移すと、一度にいくつものやりとりが見つかります。

制作背景

ステーンは、風習を説明する品物だけを整然と並べたのではありません。子どもの期待や落胆、大人のからかいや親しみを、部屋の中の動きにしました。祝日の絵を見ながら、自分が子どもの頃に感じた、待ち遠しさや不公平さまで思い出せるところに、この作品の強さがあります。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
所蔵
アムステルダム国立美術館
目録番号
SK-A-385

出典・画像について

画像:Jan Steen《聖ニコラウスの祝日》/聖ニコラウスの祝日 — Jan Steen / Rijksmuseum / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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