食卓の前には、描かれた柱が立ち、その上には見物人までいる。ラビア宮殿では、部屋の壁がもう一つの豪華な建物へ開きます。
何が描かれているか
大きな柱のあいだで、クレオパトラとアントニウスが食卓についています。手前の階段には人物が座り、上の欄干の向こうからも人々が宴を眺めています。食卓の出来事だけでなく、天井近くまで伸びる建築全体が、壁面を満たしています。
作品の見どころ
手前の階段から食卓へ、その奥の柱から上の見物人へ。人のいる場所が幾重にも重なり、平らな壁が奥行きのある劇場のように見えます。メルボルンの油彩と同じ物語でも、こちらでは建築が高く伸びています。宴の見せ方を、壁面の形そのものが大きく変えています。
制作背景
1740年代後半頃、ラビア宮殿の舞踏室を飾った壁画です。制作年には資料による幅があります。ティエポロは、建築の遠近法を専門とするメンゴッツィ・コロンナと協力しました。描かれた宮殿と実際の室内をつなぐ仕事は、一人の画家の人物表現だけでなく、複数の専門家によって成り立っています。
出典・画像について
画像:Giovanni Battista Tiepolo《クレオパトラの饗宴(ラビア宮殿の壁画)》/クレオパトラの饗宴(ラビア宮殿の壁画) — Giovanni Battista Tiepolo / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得画像の全範囲を保持。追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲です。作品が置かれた建築・装飾を含む写真です。
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