1737〜1739年
42歳前後(概算)

ロザリオの授与

画家 ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ →
The Institution of the Rosary / サンタ・マリア・デル・ロザーリオ聖堂(ジェズアーティ)、ヴェネツィア
天井を見上げると、階段が頭上へ伸び、足がこちらへ突き出してくる。ティエポロは、教会の天井そのものを物語の舞台へ変えました。

何が描かれているか

高い階段と雲のあいだに聖母マリアが現れ、聖ドミニコと多くの人々が集まっています。上方には天使が飛び、下方では身体をひねる人物たちが重なります。細長い天井の一区画に、地上から天上までの大きな隔たりが描かれています。

作品の見どころ

足の裏、膝、衣の裏側。下から見上げるこの絵には、正面からの人物画では目立たない部分が大きく現れます。階段も下からの角度で縮められ、はるか頭上へ続くようです。身体や建築には迫力がありますが、それを包むのは薄い青と明るい雲。初期の重い暗がりから、軽やかな色の広がりへと描き方が変わっています。

制作背景

1737〜1739年、ヴェネツィアのジェズアーティ聖堂の天井に描かれたフレスコです。主題は聖母と聖ドミニコを通じたロザリオの授与。教会を案内するChorusは、ヴェロネーゼに学んだ淡い色彩と、強く短縮された階段の遠近法えんきんほうを、この仕事の特徴として説明しています。

作品情報

材質・技法
フレスコ
所蔵
サンタ・マリア・デル・ロザーリオ聖堂(ジェズアーティ)、ヴェネツィア

出典・画像について

出典:Chorus:ロザリオの授与(2026-10-21 確認)
画像:Giovanni Battista Tiepolo《ロザリオの授与》/ロザリオの授与 — Giovanni Battista Tiepolo / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-21 確認)
取得画像の全範囲を保持。追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲です。作品が置かれた建築・装飾を含む写真です。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。