ジョージ・ゲイジと二人の従者
画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →Portrait of George Gage with Two Attendants / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
これは、何かの相談に立ち会ったような肖像画です。彫刻を示す手、それを見返す顔、こちらを見る人物。三人の視線の中へ、見る人も招き入れられます。
何が描かれているか
ジョージ・ゲイジは、芸術品を扱い、イギリス王のために政治上の交渉もした人物です。ヴァン・ダイクとはローマで同じ家に住んでおり、この絵もその頃に描かれた可能性が高いとされています。
作品の見どころ
ゲイジはゆったり石にもたれ、右の男は彫刻を示しながら顔を近づけています。さらに奥の人物は、こちらをまっすぐ見ています。誰が何を話そうとしているのか、視線と手をたどると、静止した肖像が会話のように動き始めます。
制作背景
ナショナル・ギャラリーは、古代の彫刻を売買する場面として説明しています。単独の顔だけでなく、美術品を見きわめる人の仕事まで描いたところに、イタリア滞在中の交友がうかがえます。
出典・画像について
画像:Anthony van Dyck《ジョージ・ゲイジと二人の従者》/ジョージ・ゲイジと二人の従者 — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像の全景を使用。比例縮小のみで、拡大や色補正はしていません。
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