1636年頃
37歳頃

狩猟場のチャールズ1世

画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →
Charles I at the Hunt / ルーヴル美術館(パリ)
王冠も玉座もないのに、なぜ王に見えるのでしょう。帽子の角度、腰に置く手、少し低い視点。狩りの休息という身近な姿にも、王の威厳が組み立てられています。

何が描かれているか

馬から降りたチャールズ1世が、こちらへ顔を向けています。右では従者が馬を押さえ、王の後ろには風景と広い空が続きます。伝統的に「狩り」の肖像と呼ばれますが、獲物を追う場面は描かれていません。

作品の見どころ

左腕の肘がこちらへ突き出し、杖は足元までまっすぐ下がります。顔を空に重ね、低い位置から見上げるように描くことで、軽装の人物にも大きな存在感が生まれています。王冠の代わりに、姿勢や空間が働く肖像です。

制作背景

ルーヴルの作品総目録は、制作年を1636年頃としています。イギリス宮廷での仕事が充実した時期の作品で、よろいを着た騎馬像とは違う方法で王の姿を見せています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)
目録番号
INV 1236

出典・画像について

画像:Anthony van Dyck《狩猟場のチャールズ1世》/狩猟場のチャールズ1世 — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
採用した配布画像の全景を使用。比例縮小のみで、拡大や色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。