1621年
22歳頃

イザベラ・ブラントの肖像

画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →
Isabella Brant / ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
豪華な服を着ていても、この女性は親しく笑いかけてくるようです。ルーベンスの妻を描いた肖像には、若い画家と先輩の家族との近さも重なります。

何が描かれているか

モデルは、ルーベンスの最初の妻イザベラ・ブラントです。顔をこちらへ向けながら、片腕を椅子の肘掛けに預け、羽根の扇を持っています。背後には、ルーベンス邸の庭を思わせる建築が描かれています。

作品の見どころ

金色と黒の服はずいぶん豪華ですが、いちばん印象に残るのは口元の小さな笑みです。赤い幕や斜めに置かれた椅子が、かしこまった正面向きから少しずれ、気さくな対面をつくっています。

制作背景

所蔵館は、イタリアへ出発する1621年に、ヴァン・ダイクがルーベンスへ贈った作品と考えています。長くルーベンス作として扱われた時期もあり、二人の近さは作品の帰属をめぐる歴史にも表れています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
目録番号
1937.1.47

出典・画像について

画像:Anthony van Dyck《イザベラ・ブラントの肖像》/イザベラ・ブラントの肖像 — Anthony van Dyck; Museum Open Access / Wikimedia Commons / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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