リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像
画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →James Stuart (1612–1655), Duke of Richmond and Lennox / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
犬が、主人の腰へそっと鼻先を寄せています。大きな勲章や長い立ち姿だけでなく、この親しいしぐさも、貴族の肖像を忘れがたいものにしています。
何が描かれているか
ジェームズ・ステュアートは、リッチモンド公・レノックス公として知られるイギリスの貴族です。胸にはガーター勲章の印があり、長い髪の一房が白い襟の上へ落ちています。
作品の見どころ
まっすぐ立っているようで、体重は片脚へ寄り、腕もゆるく曲がっています。犬が鼻先を寄せることで、その立ち姿に柔らかさが生まれます。黒い服の中のわずかな光の差も、体の形を消さずに伝えています。
制作背景
メトロポリタン美術館は、1633年の叙勲を記念した肖像の可能性を挙げています。犬については、狩りという貴族の楽しみと、忠実さの両方に結びつけて説明しています。
出典・画像について
画像:Anthony van Dyck《リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像》/リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像 — Anthony van Dyck; Museum Open Access / Wikimedia Commons / CC0 1.0
採用した配布画像の全景を使用。比例縮小のみで、拡大や色補正はしていません。
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