1633〜35年頃
34〜36歳頃

リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像

画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →
James Stuart (1612–1655), Duke of Richmond and Lennox / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
犬が、主人の腰へそっと鼻先を寄せています。大きな勲章や長い立ち姿だけでなく、この親しいしぐさも、貴族の肖像を忘れがたいものにしています。

何が描かれているか

ジェームズ・ステュアートは、リッチモンド公・レノックス公として知られるイギリスの貴族です。胸にはガーター勲章の印があり、長い髪の一房が白い襟の上へ落ちています。

作品の見どころ

まっすぐ立っているようで、体重は片脚へ寄り、腕もゆるく曲がっています。犬が鼻先を寄せることで、その立ち姿に柔らかさが生まれます。黒い服の中のわずかな光の差も、体の形を消さずに伝えています。

制作背景

メトロポリタン美術館は、1633年の叙勲を記念した肖像の可能性を挙げています。犬については、狩りという貴族の楽しみと、忠実さの両方に結びつけて説明しています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
目録番号
89.15.16

出典・画像について

画像:Anthony van Dyck《リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像》/リッチモンド公ジェームズ・ステュアートの肖像 — Anthony van Dyck; Museum Open Access / Wikimedia Commons / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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