1630年代初めと推定
30代前半

フランソワ・ラングロワの肖像

画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →
Portrait of François Langlois / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)/バーバー美術研究所(バーミンガム)
大きな帽子に赤い服、小さなバグパイプ。農村の音楽家に見える男性は、実は画商で出版人でもありました。役を演じながら、友人らしい笑みを見せる肖像です。

何が描かれているか

フランソワ・ラングロワは、版画はんがや本を扱った出版人・画商で、音楽も得意でした。この肖像では、旅する羊飼い兼音楽家の姿に扮し、小型のバグパイプであるミュゼットを持っています。

作品の見どころ

帽子を斜めにかぶり、口元には笑みが浮かんでいます。指は楽器にかかり、犬も下から顔を上げています。音が鳴る前の、誰かに合図を送っているような親しい時間です。

制作背景

ナショナル・ギャラリーは、ヴァン・ダイクと彼が、イタリア滞在中に知り合った可能性を挙げています。制作年は1630年代初めと推定されています。王侯を立派に見せる肖像とは違う、友人との距離が伝わる作品です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)/バーバー美術研究所(バーミンガム)
目録番号
NG6567

出典・画像について

画像:Anthony van Dyck《フランソワ・ラングロワの肖像》/フランソワ・ラングロワの肖像 — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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