フランソワ・ラングロワの肖像
画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →Portrait of François Langlois / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)/バーバー美術研究所(バーミンガム)
大きな帽子に赤い服、小さなバグパイプ。農村の音楽家に見える男性は、実は画商で出版人でもありました。役を演じながら、友人らしい笑みを見せる肖像です。
何が描かれているか
フランソワ・ラングロワは、版画や本を扱った出版人・画商で、音楽も得意でした。この肖像では、旅する羊飼い兼音楽家の姿に扮し、小型のバグパイプであるミュゼットを持っています。
作品の見どころ
帽子を斜めにかぶり、口元には笑みが浮かんでいます。指は楽器にかかり、犬も下から顔を上げています。音が鳴る前の、誰かに合図を送っているような親しい時間です。
制作背景
ナショナル・ギャラリーは、ヴァン・ダイクと彼が、イタリア滞在中に知り合った可能性を挙げています。制作年は1630年代初めと推定されています。王侯を立派に見せる肖像とは違う、友人との距離が伝わる作品です。
作品情報
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)/バーバー美術研究所(バーミンガム)
出典・画像について
画像:Anthony van Dyck《フランソワ・ラングロワの肖像》/フランソワ・ラングロワの肖像 — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像の全景を使用。比例縮小のみで、拡大や色補正はしていません。
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