1618〜20年頃
19〜21歳頃

サムソンとデリラ

画家 アンソニー・ヴァン・ダイク →
Samson and Delilah / ダリッジ絵画館(ロンドン)
デリラの指が「静かに」と合図しています。髪はまだ切られていません。眠る男の力が失われる、その一瞬前を描いた絵です。

何が描かれているか

旧約聖書に登場する怪力のサムソンと、彼の秘密を敵に知らせたデリラです。髪を切られると力を失うサムソンは、何も知らず、デリラの膝に頭を預けて眠っています。

作品の見どころ

口元の指、大きく開いたはさみ、奥で待つ兵士たち。動き出しそうな人々に囲まれて、眠るサムソンだけが重たく横たわります。白や青の絹、毛皮、厚い織物の違いも、触れられそうなほど描き分けられています。

制作背景

ルーベンスの工房で働いていた二十歳頃の作品です。ダリッジ絵画館は、師の同主題の絵を受けつつ、髪を切る場面からその直前へと時間をずらし、緊張を高めたと説明しています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ダリッジ絵画館(ロンドン)
目録番号
DPG127

出典・画像について

画像:Anthony van Dyck《サムソンとデリラ》/サムソンとデリラ — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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