大人びた衣装でも、二人はまだ九歳と十四歳。王女とオラニエ公の息子の結婚を記念した肖像には、家族の祝いと国同士の結びつきが重なっています。
何が描かれているか
イギリス王女メアリー・ステュアートと、オラニエ公の息子ウィレム2世の結婚にあわせて描かれた肖像です。アムステルダム国立美術館の記録によると、当時メアリーは九歳、ウィレムは十四歳でした。
作品の見どころ
二人の手がつながる場所へ目が集まります。銀色と赤の衣装は違う光を放ち、メアリーの胸のダイヤや指輪にも小さな輝きがあります。柱や幕に囲まれた姿は立派ですが、顔にはまだ幼さが残っています。
制作背景
所蔵館は、王の娘であるメアリーを左に置いたことに、二人の身分の差が表れていると説明しています。ヴァン・ダイクが亡くなる1641年の作品で、王家の肖像が政治的な結びつきも伝えることを示しています。
出典・画像について
画像:Anthony van Dyck《メアリー・ステュアートとウィレム2世》/メアリー・ステュアートとウィレム2世 — Anthony van Dyck; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像の全景を使用。比例縮小のみで、拡大や色補正はしていません。
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