1897年
37歳頃

夏至祭の踊り

画家 アンデシュ・ソーン →
Midsommardans / スウェーデン国立美術館(ストックホルム)
夏至祭の夜、村人たちが家の前で輪になって踊る。

何が描かれているか

夏至祭の夜、村人たちが家の前で輪になって踊る。画面には民族衣装の人も見え、手をつないだ動きが奥へ続く。祭りの柱は中心に大きく置かれず、代わりに人の体と長い夏の夜の光が主役になる。手前の二人から奥へ視線を送ると、踊りの流れに自分も近づいていくように感じる。

作品の見どころ

夕方から夜へ移る空にはまだ明るさが残り、家の壁や服に淡い光が当たる。人の輪郭りんかくは動きの中で少し崩れ、服の白や赤がリズムを作る。背景の建物は暗く、人が集まる場所を囲む。細部を止めて見ると一人ずつ違う姿勢があり、少し離れると全体が一つの踊りになる。村の家並みも祭りの舞台だ。

制作背景

国立美術館は1897年作と記録し、画家が故郷モーラへ戻った翌年の作品と説明する。ソーンは自伝的な文章で、夏至祭の柱が立った後に人々が踊り、日の出まで続いたと振り返った。同館は柱そのものより、踊り、夜の空気、光を捉えた絵と見る。故郷の伝統を懐かしむだけでなく、現場の動きを描いた代表作である。

作品情報

材質・技法
キャンバスに油彩ゆさい
所蔵
スウェーデン国立美術館(ストックホルム)
目録
NM 1603

出典・画像について

出典:所蔵館・美術館資料(2026-09-27 確認)
画像:Anders Zorn《夏至祭の踊り》/Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark / PD-Art(画像情報:2026-09-27 確認)
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この画家について本で読む

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