1638〜1639年
40歳頃

受胎告知じゅたいこくち

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
L’Annonciation / グルノーブル美術館
マリアと天使は、どちらも目を伏せてひざまずいています。大きな身ぶりで驚きを示す場面とは違う、静かな受胎告知です。その上では、金色の光に天使たちが集まります。

何が描かれているか

左のマリアと右の天使ガブリエルが向き合い、中央には太い柱が立っています。足元には白い布を入れた籠や本。上方の雲の中に天使たちが集まり、白い鳩はとが光を受けています。

作品の見どころ

下の段では布や籠の形がくっきり見え、上の段では雲と光が柔らかく溶け合っています。中央の柱をたどると、その二つの世界を目で行き来できます。赤や青の衣装も、光の強さによって表情を変えています。

制作背景

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの修道院しゅうどういんの聖堂を飾った、大きな祭壇画さいだんがの一部でした。もとは彫刻や金色の装飾と十二点の絵を組み合わせたものです。同じ祭壇画の《羊飼いの礼拝》と比べると、静かな対面と、人々の集まる喜びの違いも見えてきます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
グルノーブル美術館

出典・画像について

画像:Francisco de Zurbarán《受胎告知》/受胎告知 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
全景を使用。比例縮小以外の切り抜き・色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。