1629年頃
31歳頃

聖ボナヴェントゥラの遺骸

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
L’Exposition du corps de saint Bonaventure / ルーヴル美術館(パリ)
白い衣の遺体を囲んで、顔や手の動きが少しずつ違います。一人の死を描く絵が、集まった人々の姿によって、静かな別れの場へ広がっています。

何が描かれているか

横たわる聖ボナヴェントゥラを、聖職者や修道士しゅうどうしたちが取り囲んでいます。遺体の白い衣が斜めに長く伸び、その足元には赤い帽子、下には模様のある豪華な布が見えます。

作品の見どころ

白い衣の明るさをたどったあと、周りの顔を見てみてください。手を広げる人、うつむく人、隣へ顔を向ける人がいます。暗い背景の中でも表情が重ならず、集団の中でそれぞれの反応を読み取れます。

制作背景

セビーリャのサン・ブエナベントゥラ学院の聖堂のために描かれました。修道院しゅうどういんの絵を、一人の聖人が立つ姿だけで考えると見落としてしまう、人々を配置し物語を伝えるスルバランの力が表れています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)
目録番号
MI 205

出典・画像について

画像:Francisco de Zurbarán《聖ボナヴェントゥラの遺骸》/聖ボナヴェントゥラの遺骸 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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