1634〜1635年
36歳頃

イギリス軍に対するカディスの防衛

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
Defensa de Cádiz contra los ingleses / プラド美術館(マドリード)
手前の指揮官たちは大きく、海上の船は驚くほど小さく描かれています。近くで交わされる指示と、港全体に広がる戦いを、一枚で見渡す絵です。

何が描かれているか

カディスの港を見下ろす場所で、軍人たちが集まっています。左には椅子に座った指揮官がおり、立つ人物がそちらを向いています。背後には船の浮かぶ海と、入り組んだ海岸が広がります。

作品の見どころ

軍人たちの赤い帯や金属のよろいを見たあと、背後の船を探してみてください。遠くには煙も上がっています。手前では顔や服が見分けられ、奥では戦場の位置関係が見えるという、二つの眺めが組み合わされています。

制作背景

ブエン・レティーロ宮殿の「諸王国の間」を飾るために制作されました。スルバランはヘラクレスの神話画だけでなく、カディスの防衛を題材とする歴史画も担当しました。王の権威を示す広間では、英雄の力と国の軍事的な勝利が並べて見せられていたのです。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
プラド美術館(マドリード)
目録番号
P000656

出典・画像について

画像:Francisco de Zurbarán《イギリス軍に対するカディスの防衛》/イギリス軍に対するカディスの防衛 — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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