1630年頃
32歳頃

水の杯とバラ

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
A Cup of Water and a Rose / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
杯と一輪のバラだけで、こんなに長く眺められる絵になります。持ち手の細い曲線と、皿の縁に置かれた花の柔らかさが、小さな絵の中で釣り合っています。

何が描かれているか

水を入れた陶器の杯が、金属の皿の上に置かれています。隣には淡いピンクのバラが一輪。背景は暗く、テーブルの端と皿の楕円が、物の置かれた場所を示しています。

作品の見どころ

杯の丸みに沿う光と、皿の縁の細い輝きを見比べてください。花びらには硬い輪郭りんかくがなく、器の整った形と違う柔らかさがあります。物の少なさのおかげで、その小さな違いがよく見えます。

制作背景

ナショナル・ギャラリーは、水やバラに聖母の清らかさを重ねる読み方を紹介しています。1633年の《レモン、オレンジとバラのある静物》にも似た組合せがありますが、花の向きや位置は違います。大きな絵から切り取った写真ではなく、独立した絵です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG6566

出典・画像について

出典:ナショナル・ギャラリー 作品解説(2026-10-17 確認)
画像:Francisco de Zurbarán《水の杯とバラ》/水の杯とバラ — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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