1635〜1639年頃
37歳頃

瞑想する聖フランチェスコ

画家 フランシスコ・デ・スルバラン →
Saint Francis in Meditation / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
フードの奥の顔は、ほとんど見えません。それでも、握り合わせた手と白く浮かぶどくろを見ると、この人物が何に向き合っているのかが伝わってきます。

何が描かれているか

聖フランチェスコが、粗い茶色の修道服を着てひざまずいています。手を組み、その間にどくろを抱えています。背景は暗く、フードの深い影が顔の多くを隠しています。

作品の見どころ

そでや裾にはつぎ当てがあり、腰には細い縄が巻かれています。服の重いひだは下へ落ち、手だけが明るく持ち上がります。表情が読めないぶん、祈る姿勢と身の回りの少ない物へ、自然に目が集まります。

制作背景

フランチェスコは、清貧を重んじるフランシスコ会を開いた聖人です。どくろは死を思い起こすための手がかりで、館はこの作品を厳しい祈りの表現として説明しています。同じ館にある1639年の別の《瞑想する聖フランチェスコ》とは異なり、ここでは番号NG230の作品を掲載しています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG230

出典・画像について

出典:ナショナル・ギャラリー 作品解説(2026-10-17 確認)
画像:Francisco de Zurbarán《瞑想する聖フランチェスコ》/瞑想する聖フランチェスコ — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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