長いテーブルに白い服の修道士たちが並びます。何か起きているらしいのに、皆は静かです。食器やテーブルクロスまで追っていくと、断食にまつわる奇跡の話が見えてきます。
何が描かれているか
食卓につく白い修道服の人々のもとへ、聖フーゴーが訪れています。手前には小姓が立ち、テーブルには青と白の皿や壺が並びます。背後の壁には、さらにもう一枚の絵が掛かっています。
作品の見どころ
テーブルクロスは縁からまっすぐ下へ落ち、修道服のひだは座る体を包みます。同じ白でも、平らな布と人を覆う布では形が違います。皿の青い模様が、白の多い空間の中で小さな目印になっています。
制作背景
伝承では、肉を食べてよいか議論する修道士たちが眠り込み、フーゴーの訪問で目を覚ますと肉が灰に変わっていました。セビーリャのカルトゥジオ会修道院のための絵で、館は断食と節制を伝える作品と説明しています。年代は現在の所蔵館の記載に従い、1655年頃としています。
出典・画像について
画像:Francisco de Zurbarán《食堂の聖フーゴー》/食堂の聖フーゴー — Francisco de Zurbarán; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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